安すぎて怒っています。
大坂なおみ、優勝式にて
ラグビーワールドカップが日本初開催となり大盛り上がりで嬉しいですが、こちら伝統あるテニス大会は、なんと大阪で初開催となりました。日本で開催される世界レベルの女子テニス大会で、国内ではもちろん最高峰である東レパンパシフィックオープンテニス大会が大阪で開催されていたのです。(2019年9月)
これは通年関東での開催でした。今回は恐らく、東京オリンピックの準備かなにかご都合が合わなかったようで、西日本ではテニスの聖地、靫公園テニスセンターでの開催となりました。
限りなくパーフェクトに近い試合ばかりで圧感の優勝を果たした大坂なおみが、優勝インタビューで尋ねられた質問があります。「明日の優勝記事に見出しをご自身で付けるならどうされますか?」
彼女の答えはこうでした。
Osaka in Osaka.
大阪人のえこひいきですが、めちゃくちゃセンスいいですよね。オシャレですこのだじゃれ。もちろんプレイも見ていて楽しいし感動の試合だったのですが、実は私は1つ怒っている事があります。それは優勝賞金の額の桁違い!です。
安すぎる!
だから他の世界トッププレイヤー達も、セリーナウィリアムズも、来てくれないのかな、と推測してしまいます。もっと日本に来て欲しい。そして近くで観戦したい。
USオープンだとまた1回戦敗退でも約5.8万ドル(約620万円)もらえるのですよ。そりゃ、世界中のテニス選手からUSオープン出場は憧れになっちゃいますよね。怒っているのは特に、ダブルス優勝賞金額です。ただでさえ、選手が2人だから恐らく二等分するのに額がとても低いってどういうことなんでしょうか。アスリートがお金のためだけにスポーツをしていたらそれは少しがっかりしてしまうかもですが、アスリートだって生活費が必要なんです。電気代やらガス代。そして高額のコーチ代やからトレーニング費用、現状を維持するのに相当お金がかかるのですよ。
この金額差なら、ついついUSオープンの方を優先してしまいますよね。いつの日かJapanese Dream期待しています。
優勝賞金
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東レ2019
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USオープン2019
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シングルス優勝
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約14万ドル
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約385万ドル(約4億1,400万円)
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ダブルス優勝
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約4万ドル
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約74万ドル(約8,000万円)
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