ラグビーワールドカップ観戦に熱が入っている方も入っていない方にも-お勧めの映画情報

ラグビー観戦盛り上がっていますかぁ?ラグビーのルールが分からない、という方も一度競技場へ足を運び生で観戦してみるとものすごい迫力に魅了されてしまうかもしれません。世界三大スポーツイベントの1つであるラグビーワールドカップが、なんとここ日本で初めて開催されています。せっかくですから、行ってみてください。ちなみに、残りの世界三大スポーツイベントは夏季オリンピック、サッカーワールドカップですね。

最近のラグビーワールドカップ熱にあやかり、今回はラグビーの映画情報についてコラムにしました。しかも、単なるスポーツ映画ではないです。これは、南アフリカ共和国が初めて主催したラグビー世界大会での実話を元に作成されているので、政治や文化、歴史が一緒にお勉強でる感動ストーリです。今の日本と同じ状況なのです。これを観て、スポーツはただ単に身体を動かすものではなく人や文化、歴史に影響を与えるものなんだと再確認させられました。そして、逆説的にも欧米を中心に世界でスポーツ文化が発展してきたのには、社会的情勢による後押しもあって、単に特定の競技が上手くなりたいという気持ちだけで選手が動いているわけでもないことも伺えました。

ラグビー好きはもちろん、そうでない方にもお勧めです。

突然ですが、「ねーねー、アパルトヘイトってなに?」と、子供に尋ねられてちゃんと答えられる方いらっしゃいますか?日本国内での日常生活に追われているとつい他国の情勢なんて気にしている暇がないかもしれませんが、子供に尋ねられた時に備えて以下の簡易的な情報を私は持っています。一般常識として。後は年齢に応じて日本語を噛み砕くという作業を追加していくという感じでしょうか。

アパルトヘイトとは 南アフリカで約46年間継続して行われてきた国をあげての白人V .S. 黒人間での人種差別です。国の法律で規定するなんて、「そんなことあり得るの?」と思いますが、1948年にアパルトヘイトの政策方針が国会で可決されるまでにも数々の人種差別的な条例が存在していた南アフリカでこそ実現出来てしまった歴史的差別なのです。法制として設立後も強制的に推進された政策ですが、時代の流れにのってタイミングを見計らいやはり黙ってばかりはいられない人々が立ち上げリました。1994年国内では初めての全人種による総選挙が行われ、この制度は撤廃されています。アパルトヘイト直後、同年1994年に大統領に就任したのが、ノーベル平和賞を受賞したネルソン・マンデラ第8代大統領です。今でこそ「英雄やん?!!」と思えますが、当時は反アパルトヘイト運動の代表であったことから、政府側から目を付けられ1964年に国家反逆罪で終身刑のもと投獄もされていました。

この映画は、釈放後のマンデラが大統領に就任し、就任後最初に着手した仕事が南アフリカ共和国で初開催となったラグビーワールドカップの運営と、母国チームの強化でした。強化と言っても、マンデラ自身がスポーツトレーナーでもコーチでもありませんので、どのように選手を導いたかは映画の中で乞ご期待です。

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