Venmo(ベンモ)、PayPal(ペイパル)?! 欧米での必需アプリ その2

「現金を使わずに約2年間アメリカで生活した」、と言って大変驚かれた経験があります。しかし、クレジットカードが普及する海外ではけっして珍しい話ではありません。クレジットカードは商品を購入する時、レストランで支払いをする時、映画館でも美容院でも、歯科院、病院、どこでも使用出来ます。出かける時は、スマートフォンの後面にクレジットカードとIDカード(写真付きの証明証、アルコール注文時に提示が必要)の2枚だけを合わせ持って、後は手ぶらで気軽に出かけるという姿が日常的です。

それでは、友人何名かと一緒に食事に行って「割り勘」の時はどうするのでしょうか?

よくある光景は誰か1名がクレジットカードで全額支払い、残りの人々は即座にスマートフォンを取り出しその人へ割り勘分を直接支払います。「払ってくれてありがとう」などと言ったり、アプリ内でのメッセージとして添えたりしながらいっせいにスマホを見る、という特殊な光景です。これは、日本語では「個人間送金」といわれるもので、Person to Person Money Transfer(またはPayment)といいます。Venmo,Paypalがその2大人気アプリです。他にもChase QuickPayやGooglePay,ApplePay,MoneyGramなどは金銭のやり取り専用のモバイルアプリで、最近ではFacebookやiMessageのメッセージアプリにも送金機能が付けられています。自分のスマートフォンに事前に銀行口座とデビットカードの情報を登録するだけで準備は完了です。一括で支払ってくれた友人にこれらのアプリを通じて「お友達申請」をします。繋がった後は、アプリ上の操作にて相手のアプリに入金したい金額を入力すれば、インターネットを通じて送金が行われます。直接、相手の銀行口座に振り込まれるのではなく一時的にアプリ内に保管され、受け取り者は次に誰かに支払う時にも使えますし、本人の銀行口座に送金する事も出来ます。手数料はいずれも不要。詳細はアプリ毎に若干異なりますが基本的には本来なら、”食事が終わって人が銀行へ行き自分の口座から必要金額を引き下ろして、レストランに戻り友人へ割り勘分を支払う”、という行程がアプリ上で数秒のうちに完了した、という事です。テクノロジーが日常生活に降りていますね。

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