PM&R診療に欠かせないもの

Google本社(Mountain View, CA)敷地内のAndroidくん達

筋電図と運動器超音波

スマートフォンが私達の生活に欠かせない様に、PM&R(Physical Medicine& Rehabilitation)には筋電図と運動器超音波が欠かせません。これまでの一般的な診療では、運動器(MSK;Musculoskelton)に生じた痛みに対し、まず単純X線写真が行われました。骨折が無い事を確認する為ですが、例えばスポーツを楽しむような元来健康な方の骨は、余程大きな強制力がかからない限りそう簡単に折れるものではありません。そこで疼痛が持続すると、MRIやCT、運動器超音波を加え軟部組織の損傷を検索します。もしこの段階でも疼痛の原因となる異常所見を認めない場合はどうしましょうか? MRIは高額でありCTは放射線被曝を伴い頻繁に繰り返せません。放射線被曝量なくスピーディに繰り返しできる運動器超音波は、特定の関節角度や動きの中でも評価が出来る唯一の画像検査です。それでも痛みの根源を同定出来ない場合はどうしましょうか? 実際PM&Rもこの段階で悩みます。痛みの根源と疑われる部位に局所麻酔薬での一時的な除痛効果をみる診断的ブロック注射や、その軟部組織の強化あるいは緊張の緩和をリハビリテーションにて試みます。それでも改善が一向に無い場合、その疼痛部位を支配する感覚神経が正常かどうか、気になりますよね。このような時に部位に関わらず自ら筋電図で調べられるのが「運動器障害の診断スペシャリスト」とも言われる由縁です。

時代と共に加わった運動器超音波

筋電図ともに神経学に貢献し、現在は人間の長寿化に合わせMSKの健康を守っています。2001年に運動器超音波はアメリカPM&Rレジデンシー研修の必修項目に加えられました。超音波診断学だけでなく、Sono-Palpation 超音波触診法、Sono-Anatomy超音波解剖学は、卓越した「超音波ガイド下注射」の為に必要な概念です。非利き手で保持する超音波プローブを適切に設置し、標的と針先をリアルタイムに画面上に描出します。利き手で針先を思いのまま操ります。寸分の狂いもなく標的に薬剤を投与する技術は、一般的なステロイドや局所麻酔剤だけでなく再生因子が含まれた再生注射に役立っています。

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